業者に通関を依頼する際に必要な書類

通関はお荷物を直接輸出・輸入される個人や法人にて行うことができます。しかし、これには関係法令に基づいた専門知識が必要とされ、我々通関業者にご依頼されるのが、一般的であります。通関業者に依頼するにあたり、こちらでは準備する書類についてご紹介いたします。

委任状について

初めて通関業者と取引を行う際は委任状をご準備頂き、通関業者はその委任関係を証した書類を保存する義務があります。そのため、ご依頼の際は必ず委任状を交わしましょう。様式については、こちらでもご準備できますので、お尋ねください。

船積指図書について(Shipping Order 若しくは Shipping Instruction)

輸出の場合、航空貨物輸送状(以下AWB※1)や船荷証券(以下B/L※2)を作成する際、必要となるのが、船積指図書であります。書式は任意となりますが、初心者の方は迷わず、我々通関業者にご相談ください。書式と記載方法を的確にアドバイスいたします。これはAWBやB/Lの記載データとなり、第三者により作成されることによるミスを防ぐ重要な役割もございます。
輸入の場合は逆に、現地からのAWBやB/Lが発行されているため、これらの書類を入手し通関業者へご提出ください。

※1 Air Way Bill
※2 Bill of Lading

包装明細書と仕入書について

輸出の場合、運送時お荷物の個数、重量、容積、荷姿を記載された書類が包装明細書(以下Packing List)であります。
同じく、お荷物の個数、重量、容積等に準じて金額を記載された書類が仕入書(以下Invoice)であります。分かりすく言えば、金額が確実に入った納品書です。現実的には、請求書と同様であります。
輸入の場合は逆に、現地から発行されるため、これらの書類を入手し通関業者へご提出ください。

その他書類について

主に輸入時において、お荷物が食品、生鮮食品(肉、魚、野菜)、植物、動物等は、必要に応じて輸出国が発給する別途証明書が必要な場合がございます。事前にご相談ください。関係機関へ確認いたします。

当社では西四国と九州南エリアで通関業務や船舶手続きを行っており、専門知識を持った通関士が各種手続きを代行いたします。愛媛県宇和島市に本社をおき、鹿児島県鹿児島市に事業所を構えています。南九州の国際物流拠点・薩摩川内港で通関を依頼されたい方、乙仲や船舶代理店をお探しの方はぜひご利用ください。